クラシカル・ホメオパシー

Monthly Archives:: August 2018

アメリカン・ホメオパシー協会の会長が     ホメオパシーを語る(その1)

1844年に設立され、米国で最も長い歴史を持つ医学協会は『アメリカン・ホメオパシー協会(AIH)』です。その会長を務めるロナルド・ウイトモント(Ronald D. Whitmont M.D.)医学博士のインタビューを紹介します。ウイトモントさんはクラシカル・ホメオパシーに従事する内科医で、ニューヨーク市とニューヨーク州のラインベックで開業しています。また2006年に出版され、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語などに翻訳された「Homeopathy: An A to Z Home Handbook」の著者でもあります。

政治、経済、予防接種、マイクロバイオー ム 、生命力といった質問に対して、ウィモントさんの非常に明快できっぱりとした語り口を、ここで抜粋的に翻訳します。訳さなかった部分は主にアメリカの政治的事情、歴史、ホメオパシーなど、理解するために特に専門的な知識を必要とする箇所です。

Interview with Ronald D. Whitmont  MD   (first part)
President of the American Institute of Homeopathy  (AIH)
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● どういう成り行きでホメオパシーへの興味が生まれたのか ●

1995年にニューヨーク州のアメニア市で初めて開業して以来、ホメオパシーに従事しています。1988年に医大を卒業し、一年間の研修期間の後、4年間米海軍で勤務しました。内科医になるための研修期間は2005年に終わりました。従来のありきたりの医療にはうんざりでした。ただ症状を抑制する、人を病気の回転扉に閉じ込めるのとは違う形の医学に従事したかったのです。従来の医学のやり方では、薬は他の薬の副作用を抑えるために処方されるのであって、患者たちの調子を改善させるどころか、より多くの薬によって管理され、そして最終的にもっと病気になると感じました。

父は分析心理学とホメオパシーに従事する免許医でした。僕がまだ若い頃からこの分野へ導いてくれたので、自分の体でホメオパシーを体験しながら、そのメリットは腑に落ちていました。副作用や他の病気を誘発することなく、実際に病気を治したり、その解決を助けてくれるという経験を実感できたのです。

もう一つ印象的だったのは、レメディーにおける精神面、そして身体面への効果のダイナミックな相互作用でした。体と心を一緒に治療できるだけではなく、いいえ実際に、いつも一緒に治療されるべきなのです。その筋道は、非常に清廉潔白です。調べれば調べるほど、ホメオパシーのスタンスが腑に落ちました。そして現実世界を見れば見るほど、私たちが普通に行っているアロパシー医学が多くの問題を抱えており、それらは医療の分野に限らないと気づきました。私たちが医療において体に応用している考え方。この腐敗した考え方を同じように世界のあらゆる分野に当てはめたために、政治、政策、外交、社会政策、そして自然や環境との関係、そのすべてが狂ってしまったのです。

この関連を知れば知るほど、ホメオパシー的なアプローチは医療だけでなく、世界のあらゆる分野にも通じると感じました。この作用の原理は、環境問題や地政学にもとても効果的で、私にとって、ホメオパシーとは、ある根本的な真理の具体化を意味します。今日の私たちの世界には脱線しているところがたくさんあります。アロパシー的な取り組み方、つまり「より沢山がより良い(more is better)」という考え方、そして物理的、物質的な事実だけを重視した結果です。世界は、道徳的かつ倫理的な方位磁石を失ったようです。特に近代医学では。誤った医療戦略に対する反発として、保守的原理主義が起きています。慢性疾患が疫病のように流行っています。これらは近代医学の介在が導いた結果です。医療システムは破綻しています。そして、医療の選択肢を強制的に制限する試みは、我々がこの破綻に気づかないようにするための必死な方策なのです。

● 最近のホメオパシーバッシングについて●

ホメオパシーの発祥以来、今日も続くアロパシーの医師とホメオパシーの医師との間の歴史的な闘争は、決して医療の事実、あるいは実際の効用についての論争ではなかったことを覚えておくことが重要です。この闘争は常に「縄張り」の闘争でした。そしてこの縄張りとは、最終的にお金のことです。

私たちが今でも抗わなければならない、全世界で続いているホメオパシーバッシングは、今日なお、つまりところお金なのです。そしてこのバッシングは、掛け金が高くなったことにより、一層必死になりました。近代医学(アロパシー医学)の中心はお金儲けです。利益が全てなのです。もはや医術(healing art)ではなく、医療商売です。アメリカではウォール・ストリートが医療を動かしているのです。
… … …

ホメオパシーは、利益を目的とするあらゆる医療システムにとって、大きな脅威です。なぜなら、ホメオパシーは開発し続ける先端技術、あるいは互いに共存しながら、莫大な利益を生み出す産業には依存しないからです。一方で、ホメオパシーはとてもシンプルで、テクノロジーや機械を必要としない、低コストで使いやすい医療です。病気を最終的に慢性化させるアロパシー医学とは違って、ホメオパシーは病気を慢性化させることなく、病気を根っこから取り除くため、長期的に見ればコスト削減になります。奇妙なことですが、一方では、ホメオパシーは、紋切り型の近代医学と比べると、はるかに複雑で、実践が難しい専門分野です。従来の近代医学は、基本的に、人並みの医師が目を閉じていても応用できる(料理本のレシピに似た)一連の単純なアルゴリズムに従って行われます。より良い効果のために、ホメオパシーは、レメディーと患者それぞれに対して、全体的、包括的な注意を払い、骨身を削るような、緻密で個人化された診療プロセスを拠り所にします。ひとつのアルゴリズムに従って、それぞれのケースを、すべて同じ診断結果にひとくくりにしてしまう近代医学のやり方と比べれば、一人一人のケースを独立した存在として扱うホメオパシーの方が、うんと多くの手間暇と脳みそを要します。

ホメオパシーは、医薬品の製造業者にも、これらに付随するサービスや製品の提供者にも大きな利益をもたらしません。ホメオパシーは病気を根本的に治し、長きに亘ってコストを削減します。従来のアロパシー医学にとって、ホメオパシーの全てが呪わしく忌むべき事実なのです。

医療が収益となる営利目的の産業によって支配されている限り、ホメオパシーは、あらゆる可能な手段ーそれは嘘や悪質な宣伝、そしてホメオパシーを違法とする究極の手段を含めてー押し退けられ続けるでしょう。今こそ、アメリカ人と世界の人々が目を覚まし、医療の現状に目を向けて、私たちの人生が牧場にいる沢山の家畜のように売買、管理されて、開発できる商品にされてしまったことに気づく時です。社会全体が目を覚まさない限り、ホメオパシーのような低コストで効果的な実践的医療は虐められ、大学、医療マーケット、そして病院から排除され続けるでしょう。なぜならホメオパシーが効果的でないためではなく、大きな経済的利益を生まず、そして利益に基づくシステムの中で競争できないからです。(続く)

Dr. Ronald D. Whitmont is interviewed by Alan V. Schmukler
Originally published in www.hpathy.com ーApril 2018 issue of Homeopathy 4 Everyone
Copyright © 2016 Hpathy.com

 

第35回 『ホメオパシーを話す会』

『認知症について』

認知症になった身内を抱える家族が最近増えています。今回のホメオパシーを話す会では、認知症というテーマに、二つの方向から近づきたいと思います。ホメオパス、そして親族は認知症になった人のために、どういう処置と対応ができるのか?そして認知症の背景や原因とは?認知症にならないために気をつけるべきことについて、お話しします。

(参加無料/予約不要)

 

【東京】
日時:9月1日(土)15:00ー16:30
場所:OAG ハウス   4階のセミナールーム
東京都港区赤坂 7-5-56

最寄駅:
東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線
「青山一丁目」徒歩5分

OAG ハウスはカナダ大使館の隣、草月会館の後ろにあります。
4階のエレベーターを出て、右手のセミナールームです。

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【京都】
日時:9月8日(土)15:00ー16:30
場所:foodelco(ミーティングルーム)
京都市上京区信富町 298
最寄駅:
地下鉄「丸太町駅」徒歩12分
京阪電車「神宮丸太町駅」徒歩10分
地下鉄「市役所前駅」徒歩15分

*参加無料、予約不要です。
*前日までにご一報頂ければ、詳しい地図をおくります。

2018年8月9月の東京診療のお知らせ

東京での次回の診療日程が決まりましたのでお知らせします。
診療をご希望の方はメールまたはお電話にてご連絡ください。

【診察日】
2018年8月30日(木)〜9月4日(火)

【場所】
東京都港区六本木 3丁目

【最寄駅】
東京メトロ日比谷線「六本木」駅徒歩6分
都営大江戸線「六本木」駅徒歩6分
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩6分

*詳しい場所はご予約の際にお知らせします。