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2023.03.20

Aude sapere  ー オルガノンの題字について(1)

ラテン語の「Aude sapere」を日本語に訳すと、「賢明になる勇気を出しなさい」のような意味になります。何があって、何のために、ハーネマンがこの題辞を選んだのか、もう少し探っていきましょう。

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2023.03.09

2023年4月の東京診療のお知らせ

東京での次回の診療日程が決まりましたのでお知らせします。診療をご希望の方はメールまたはお電話にてご連絡ください。 【診察日】 2023年4月4日(火)ー 8日(土)  【場所】渋谷区神山

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2023.02.27

2023年6月の穂高リトリートセミナーの参加者を募集

2022年のリビング・ホメオパシーの勉強会の主題はレパートリーの使い方 の基礎でした。今年の大きなテーマは「ケース・テーキング(セッション、診察、患者との話)の基礎」です。ハーネマン自身、ケース・テーキングは治療のための「一番難しい仕事」と考えており、オルガノンのうち20章以上に亘って、その基本的なルールを説明しています。

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2023.01.26

人間はどうして病気になるのか?(3)

ハーネマンが病気の原因について語る。(その3)間違った治療や薬害も、病気の原因になり得ます。医療がもたらす新たな不調と病気は、最近の言葉では「医原病」(iatrogenic disease)と呼ばれています。ハーネマンは、病気の原因について細かく説明している革新的な論文「経験の医術」のなかでは、これにあまり触れませんでした。が、その後1833年に出版された『医術のオルガノン』の第五版以後で、アロパ

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2022.03.21

戦いか共生か?生命の仕組みと免疫系について。

1958年、中国で毛沢東は「大躍進政策」の一環として「四害駆除運動」を宣言し、四害のひとつとしてスズメの駆除を命令しました。畑の穀物を食べるスズメがいなくなれば、食料の収穫が増えるという目論見です。果たしてスズメの駆除運動は成功しました。その具体的方法についてはウィキペディアの「四害駆除運動」を参照してください(ウェブ)。スズメがいなくなった結果、(穀物と共に)その餌である害虫が激増しました。そし

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2022.11.27

リトリ一卜式勉強会・参加者の体験談

2021年からホメオパシーを勉強し始め、先日2022年のLiving Homeopathy リトリートセミナーに参加しました。今年のセミナーもとても素晴らしい経験となりました。私は普段、内科の医師として働いています。医師として働き始めた研修医の頃よく考えていたことがあります。西洋医学ではその症状に対して薬を処方したり、外科的な処置をします。患者さんがその薬に反応し治療がうまくいけば治ったと実感する

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