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ホメオパシーを積極的に利用する人なら、日常生活で生じる傷や怪我(切り傷、削り傷、打撲、化膿、出血、火傷など)に対する、レメディーの即効性を良くご存知のことと思います。しかし大抵の場合は、救急医学におけるホメオパシーの使用について話すと、「救急手当にも効くんですか?」とびっくりされます。近代アロパシー医学と違い、ホメオパシーは診察や治療に高価で高性能な機械を使わないからでしょうか。ホメオパシーの得意分野というと、どちらかと言えば「時間をかけて治さなければならない基礎的な体調」や「生き方の改善を必要とする慢性病、難病」「こころの病」という印象になりがちです。話し合いによるセッションを通じて、必要なレメディーを処方するイメージが定着しているために、セッションが不可能な救急現場でもホメオパシーが有効だとは、想像がつかないのでしょう。実際、日本の医療システムの中では、未だ病院の治療と平行してホメオパシーを使う例が殆どないため、ホメオパシーの臨床的な役割と実績はあまり知られていません。けれども、ドイツや他国の臨床例を見ても、これはホメオパシーの偏ったイメージです。そこで今回は、近代先端医学の正
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