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『バーンアウトについて』
最近の欧米では、「過労死」や「過労」が日本を象徴するようなものとして話題になっています。とはいえ、過労や仕事のしすぎによる健康障害は、日本特有のテーマではありません。高度経済成長に走る国々では、仕事のためだけに生きる人口が増えています。慢性的な仕事のストレスと上手に付き合えなくなったとき、人間の心と体が痛みます。今年の4月には、WHOが「バーンアウト症候群」を病気として認定しました。今回のホメオパシーを話す会では、バーンアウトをテーマにします。バーンアウトはどのようにわかるのか?その前兆や現れ方、その背景にあるもの、うつ病とバーンアウトの違い。その状態に落ちたとき、本人や周りの人ができることなどについて、ホメオパスの立場から、バーンアウト症候群に迫ります。

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「もっと賢くなって下さい。自分自身のことを第一に大事にして下さい。他の気遣いはすべて、貴方にとって二の次のことにならなければなりません。そして誰かが、貴方のプライドに訴えながら、貴方の気力と体力を超えるようなことを、強制的にさせようとするときこそ、あなたの幸せで健康な生活に反する行動に、絶対に誘われないように気をつけて下さい。褒め言葉が一種の賄賂です。そういうことばに耳を閉ざして、それに振り回されないように冷静に、落ち着いた気持ちで悠々と自分の道を歩き続けて下さい。道理をわきまえた賢明な男のように。喜びのため、ゆっくりとこころや体を通じて喜びを味わうために、人間はこの世に居るのです。仕事をするというのは(自分を酷使せずに)、その喜びを得られる程度で十分なのです。

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飛行機、電車、車のない時代には、遠い町に住む名医にかかりたいと思っても、治療のための長い旅行に出て、その医者のところを訪ねることのできる人はわずかでした。それでも望みの医者の助言が欲しいと思えば、手紙を書いて、治療のアドヴァイスを頼むしかありませんでした。そういう訳で、ホメオパシー医学の創立者であるハーネマンは、たくさんの「手紙患者」を抱えました。実はその手紙のやりとりに係る、たくさんのハーネマンの手紙が残っています。前にも一度ブログで紹介した、ボッシュ財団の医学歴史研究所には、これらの手紙が5.000通以上保管されています。当時の人々の生活、価値観、そしてホメオパシー治療の成り立ちに於いてもとても大事な資料です。

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