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ホメオパシーと対症療法 
ホメオパシーが近代医学より優れているのは、「病気を対症療法的に処置しないから」と考える人は少なくありません。僕もそう思っていますが、たとえホメオパシーが対症療法的ではない医学だとしても、その本質を忘れてホメオパシーとレメディーを対症療法的に用いてしまう危険性はいつでもあります。患者の要望に、個々のホメオパスがどう応えるか。これはホメオパス、患者、双方の治療に対する姿勢におおいに関係します。その点、クラシカル・ホメオパシーは、「病気を治療するのではなく、病気を持つ人間を治療する」という基本理念のもと、対症療法的な処置(symptomatic treatment)や対症療法的なレメディーの使い方は極力に避けるべきという姿勢を貫いています。たとえば、お子さんに関するこんな相談を受けたとします。「子供が急に高い熱を出したのですが…。」多くの場合、急性の子供の病気には高い熱を伴います。このとき、たいていの親がこの熱の上がり方や下がり方を非常に気に

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