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セルフメディケーションとファミリーホメオパシー
自分のために自分でレメディーを選ぶセルフメディケーションや、親が子供や身近な人にレメディーを飲ませるファミリーホメオパシーについて書きたくなった理由は、日本独特とも言えるホメオパシーのスタンスにあります。というのも、クラシカル・ホメオパシーはその成り立ちや本質から見れば、今主流である西洋医学(近代医学)と対等な医学なのですが、この点について、これまで日本ではほとんど認知されずにきてしまったからです。ちなみに、西洋化のプロセスで日本で主流になった医学を「西洋医学」と呼ぶこと自体、僕には違和感があります。「西洋由来」という意味だとしても、近代医学には、いまだ西洋以外の国々(例えばアメリカ、日本)の研究者や医者も大いに貢献していますし、ホメオパシー医学も西洋由来医学の一つです。これらの医学を区別しやすくするため、それぞれの基本的な考え方を手がかりにして、「ホメオパシー医学」と「アロパシー医学」という呼び方にしたほうが正確だと思います。その理由や「ホメオパシー」と「アロパシー」という言葉の語源と意味については、簡単に以前のブロ

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ワシントンD.C.のホワイトハウスを背にして、16th Street Northwestを真っすぐ北に行ったところにScott Circleという大きな六叉路があります。その交差点の東側に、Hahnemann Memorial(ハーネマン記念碑)が立っています。ホワイトハウスから歩いて15分もかからないところです。
私の知るところでは、ホメオパシーの創立者Samuel Hahnemannの世界で一番大きく立派なモニュメントです。アメリカ•ホメオパシー研究所(AIH, American Institute of Homeopathy)によって建てられたこの記念碑は、1900年6月21日、当時のアメリカ大統領ウィリアム・マッキンリーの臨席のもとに除幕式が行われました。

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『ボッシュ』という会社は、昔から日本でも家電と自動車機器メーカーとして広く知られています。ドイツのメジャーな企業であり、トップブランドの一つです。自動車先端技術開発の先駆者として世界中で評判を集め、日本産の車さえ、ボッシュ社の製品が入っていない例が少ないと思います。ドイツの他ではあまり知られていないのですが、この企業の創立者、ロバート・ボッシュ(Robert Bosch 1861-1942)は、ドイツにおけるホメオパシーの一番有力な応援者の一人でした。電気工学者と実業家のボッシュが、世間で「非科学的」と批判されることもあるホメオパシーに、あれほど積極的な興味をもったのはど

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日本郵便とドイツ郵便(Deutsche Post)が発行している切手のモチーフを比べて見ると、一つの大きな違いが目立ちます。ドイツの郵便切手がよく人物をモチーフにするのに対して、日本は人物をテーマにしている切手が殆んどありません。その反面、日本の大好きな植物とお花の切手が、ドイツでは割合少ないのです。
ドイツ郵便がどういう人物を切手に載せるかと言えば、それぞれの分野(文化、文学、芸術、科学、スポーツ、政治、学術,実業)での功績が広く認められている、過去と現代の偉人です。その中で今回紹介したいのは、ホメオパシーの設立者サムエル・ハーネマン(Samuel Hahnemann)の切手です。

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