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ホメオパシーは医学ですか、それともカウンセリングですか」という質問を日本ではよく受けます。ホメオパスは患者の調子を把握するため、病院とは違い、検査機器を使わずセッションで患者の話を聞きながら、診療を進めます。そのためか、ホメオパシーに不慣れな日本では、ホメオパシーは「医学というよりカウンセリング的なセラピー」、言い換えれば「主にこころの病を得意とする治療法」という印象になりやすいのです。医学なのか。カウンセリングなのか。この質問に答える前に、ちょっと哲学のお話をしましょう。個人の「こころ」をテーマにするカウンセリングと、人間の「身体」を処置する医学とは、別のものだという考え方は、こころ(精神)と身体(物体、物質)をきちんと分けることができるというものの見方を前提しています。哲学的に言えば、こころ(精神)と身体(物体)の二元論的な発想に由来するものです。この考え方を初めて明確に確立したのは、およそ400年前の哲学者、レネ・デカルト(Rene Descartes, 1596-1650)です。そして、この「こころ」と「身体」を分裂する考え方によって、存在しているあらゆるものを(何の気
READ MORE2014.08.11
ホメオパシー概論
ホメオパシーと対症療法
ホメオパシーが近代医学より優れているのは、「病気を対症療法的に処置しないから」と考える人は少なくありません。僕もそう思っていますが、たとえホメオパシーが対症療法的ではない医学だとしても、その本質を忘れてホメオパシーとレメディーを対症療法的に用いてしまう危険性はいつでもあります。患者の要望に、個々のホメオパスがどう応えるか。これはホメオパス、患者、双方の治療に対する姿勢におおいに関係します。その点、クラシカル・ホメオパシーは、「病気を治療するのではなく、病気を持つ人間を治療する」という基本理念のもと、対症療法的な処置(symptomatic treatment)や対症療法的なレメディーの使い方は極力に避けるべきという姿勢を貫いています。たとえば、お子さんに関するこんな相談を受けたとします。「子供が急に高い熱を出したのですが…。」多くの場合、急性の子供の病気には高い熱を伴います。このとき、たいていの親がこの熱の上がり方や下がり方を非常に気に
2014.07.20
東京診療のお知らせ
東京での次回の診療日程が決まりましたのでお知らせします。
診療をご希望の方はメールまたはお電話にてご連絡ください。
【診察日】
2014年8月19日(火)〜24日(日)
ドイツ・バイエルン州の国営放送(BR, Bayerisches Fernsehen)が、2013年4月22日に、「知の魅惑」(Faszination Wissen)というシリーズの中で放映した、ホメオパシーについてのドキュメンタリーを紹介します。タイトルは「オパシーは医学なのか、医学もどきなのか?」(Homöopathie - Medizin oder Mogelpackung?)一般的なホメオパシーの賛否両論を出発点にして、この番組が分かりやすい形で、ホメオパシーの有効無効にまつわる、幾つかの最近の臨床治験を紹介しています。個人的に特に印象深かったのは、以下の四つの部分でした。畜産にホメオパシーを取り入れる Birgit Gnadlさんの仕事。牛の病気をホメオパシーのレメディーで治しながら、多くの畜産の現場で大量に使われている抗生剤が、殆んど不必要になっています。
READ MORE2014.06.12
ホメオパシー概論
セルフメディケーションとファミリーホメオパシー
自分のために自分でレメディーを選ぶセルフメディケーションや、親が子供や身近な人にレメディーを飲ませるファミリーホメオパシーについて書きたくなった理由は、日本独特とも言えるホメオパシーのスタンスにあります。というのも、クラシカル・ホメオパシーはその成り立ちや本質から見れば、今主流である西洋医学(近代医学)と対等な医学なのですが、この点について、これまで日本ではほとんど認知されずにきてしまったからです。ちなみに、西洋化のプロセスで日本で主流になった医学を「西洋医学」と呼ぶこと自体、僕には違和感があります。「西洋由来」という意味だとしても、近代医学には、いまだ西洋以外の国々(例えばアメリカ、日本)の研究者や医者も大いに貢献していますし、ホメオパシー医学も西洋由来医学の一つです。これらの医学を区別しやすくするため、それぞれの基本的な考え方を手がかりにして、「ホメオパシー医学」と「アロパシー医学」という呼び方にしたほうが正確だと思います。その理由や「ホメオパシー」と「アロパシー」という言葉の語源と意味については、簡単に以前のブロ
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